経営事項審査

公共工事を請け負うためには、経営事項審査を受ける必要があります。

大分県や各市町村などの官公庁の建設工事入札に参加するためには、経営事項審査(略して「経審」)を受けなければなりません。
残念ながら建設業許可を取得しただけでは、公共工事に入札をすることはできません。
経営事項審査を終えたのち、各市町村へ入札の申請を行います。

経営事項審査の審査項目

経営事項審査とは、建設業者の売上高や経営の安定性、技術力などを総合的に評価します。
審査項目は、下記のとおりでそれぞれの点数を組み合わせて判定がおこなわれます。

  1. 年間の完成工事高
  2. 自己資本の額と従業員数
  3. 経営状況
  4. 技術職員の数や能力
  5. その他の項目

判定の結果、「S・A・B・C・D」といった形で建設業者はランク付けを行われます。
ランクによって、受注できる工事の範囲や金額が決められます。会社の規模や工事金額が大きくなくても、小規模の工事などを受注できる可能性はあります。

経営事項審査の流れ

経営事項審査は、原則前年度と前々年度の実績を元に判定されます。
初回はいつでも申し込みをできます。次年度以降は決算月に合わせて、スケジュールに沿って手続きをしなければなりません。
経営事項審査は、以下の流れで進みます。

  1. 決算変更届の提出(決算より4か月以内)
  2. 経営分析申請(指定審査機関)
  3. 経営事項審査(管轄の土木事務所)
  4. 経営規模等評価結果・総合評定通知書の受け取り

公共工事の入札を希望する限りは、毎年必ず経営事項審査を受けなければなりません。

入札参加資格申請

経営事項審査が終わると、入札参加資格の申請をおこないます。大分県及び各市町村の入参加資格は2年ごととなっており、中間年については、入札参加資格申請は不要ですが、経営事項審査はおこなわなければなりません。
以下が、入札参加資格申請の流れです。

  1. 経営規模等評価結果・総合評定通知書の受け取り
  2. 入札参加資格申請
    (申請時期は、市町村によって異なりますが、概ね12-2月の間です。)
  3. 入札参加資格審査決定通知書受領
  4. 入札へ参加

なお、年度途中でも入札参加資格の申請は可能です。

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